声が枯れるまで






好きだと言えば嫌いだと返されて、
愛してると言えばふざけるなと突き放される。

言うこと全てに信用をもってもらえず、真面目になればなるほどに冗談だろうと笑われた。


ああ 一体何がどうしてこうなってしまうのか。




進化した人間の悲しさとは、高度に発展した 言葉 にあるのだろう。

人は言葉を駆使して意思の伝達を計るけれども、
その反面、言葉が気持ちの全てを伝えられないなんて事も解っている。

どんなに愛し合っているもの同士でも
言葉だけでもって心の全てを伝え切ることは不可能で、
言葉だけから気持ちの全てを読み解くなんてことも出来やしない。

かといって 言葉を無しにして視線で態度で想いを伝えようとも、
限界なんて案外低い位置にあるものだ。


ああだから、
もう、しょうがないじゃないか。

結局は言葉で表現する以上に、確実な 意思の伝達手段 なんて無いじゃないか。




ああ・・・ どうか、お願いです、
少しでいいんです、全てとはいいません、

オレのこの深い想いが 僅かでも彼の心に届きますようにと、

発する言葉の端々に、呪を含ませて毒を練り込む。


大きな声で小さな声で、訴えるように刷り込むように。


 お前が好きだと言わせて欲しい



お前が観念してオレの言葉を信じるようになるまで、

声が枯れても喉が潰れてしまっても







ちょっと前に流行ったあの歌。
サビしか知らないけれどあの歌、こんな歌詞ありましたね。
あの歌好きです。(サビしか知らないけれど・・・)
そしてコレを 忍跡 だと言い張る傲慢さは如何・・・。

050719



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